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ドクターズコラム第54回「口臭についてA」

ドクターズコラム第54回「口臭についてA」

原因のひとつ「歯周病」

歯周病とは、歯肉や歯槽(しそう)骨など歯を支えるまわりの組織全体に起こる病気の総称です。程度の差はありますが、大人では多くの人が歯周病にかかってるといわれ、最近では10歳代で初期段階が始まっていることもあります。


歯周病の原因


歯周病の直接の原因は歯垢の中の細菌ですが、悪化させる原因にはほかにも生活習慣などの問題がかかわっています。

【1】歯みがきが不十分

正しい歯みがきができていないと、歯垢が口の中に残り、歯肉の炎症を引き起こす原因になります。

【2】歯ぎしり

歯をギシギシとこすり合わせると、歯の根を揺るがせて歯周病を悪化させたり、回復を遅らせる原因になります。

【3】疲れやストレス

睡眠不足やストレスは、免疫力の低下により歯肉にも悪影響を与え、炎症が悪化する可能性が高くなります。

【4】全身疾患など

糖尿病は、体の抵抗力を弱めるため歯周病の回復を遅らせる原因になります。糖尿病に限らず、人工透析をしている場合なども歯周病を進行させる一因になることがあります。


かからないための予防


歯周病の最後の治療は抜歯となってしまいます。
日ごろの予防と早めの手当てがなにより大切になります。さっそく今日から実践しましょう。

●ブラッシングで歯垢をとる

細菌のかたまりである歯垢をいつまでも口の中にとどめておくと歯周病がしのびよってきます。食後はしっかりブラッシング。しっかり歯垢を落としましょう。

●砂糖はとりすぎない

砂糖は細菌を異質なものに変え、ネバネバとして歯にくっつかせます。長時間口の中にとどまるキャンディなどは特に歯に悪いもの。口さみしいからといっても過剰な摂取は禁物です。

●しっかりかんで食べる

歯槽骨や歯根などを鍛えるには、かむことがいちばん。食事は30〜50回かんで食べることを習慣にしましょう。唾液に含まれる成分が骨の回復の手助けをしてくれます。

●疲れをためない

体が疲れてくると、てきめんに歯肉が弱ってきます。その弱った歯肉に歯垢が悪さをして、油断をしていると歯周病に侵されるのです。また心配ごとやストレスも歯にダメージを与える要因です。

歯周病のすすみ方

●歯肉炎

歯肉に歯垢がたまり、歯肉が赤くはれたり歯みがきで出血し、口臭もある。歯周病の初期。

●歯周炎(軽度)

歯肉の炎症が進み、歯周ポケットが深くなる。歯槽骨を溶かしはじめるため歯が動くことも。

●歯肉炎(中・重度)

歯槽骨の破壊が進み、歯の根が露出し、歯がぐらつく。歯肉はぶよぶよして膿が出る。


予防方法

●口臭は主に口の中の病気が原因で発生しますが、そのほとんどが歯や口の汚れと関係しています。

●プラークコントロールを正しく行うことが、口臭予防では大切です。歯ブラシを用いたブラッシングを毎食後行うことが、口臭だけでなく歯周病やむし歯の予防にもなります。


★歯と歯の間の清掃は、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助用具も使用すると良いでしょう。

★上記のセルフケアとともに、歯科医院で定期的に受けるプロフェッショナルケア(PMTC)も併用すると良いでしょう。

★歯ブラシ等によるプラーク除去に加え、歯磨剤や洗口剤による化学的効果を期待するのも方法の1つです。


白い舌苔の量が多い人は

歯磨きだけでなく、舌の清掃も行いましょう。
舌苔が付着しやすいのは、舌の奥の部分です。柔らかい歯ブラシや綿棒、舌ブラシや舌ベラなどのタングクリーナーを使用して、舌の表面を軽くこすり取ると良いでしょう。

★強く磨きすぎると、味覚器である味蕾を傷つけてしまうことがあるので注意して行ってください。


入れ歯を使用している人は

食後に入れ歯を取り外して洗い、残っている自分の歯も磨きましょう。

★睡眠中は入れ歯を水の中に浸し保存します。


ブリッジを装着している人は

ダミー歯と歯ぐきの隙間を十分に清掃してください。この部分のプラークコントロールが不十分ですと、口臭だけでなく、腫れや痛みの原因にもなります。

★歯間ブラシや特殊なデンタルフロスの使用となりますので、詳しくは歯科医にご相談ください。


口が渇きやすい人は

口が渇きやすい人は、時々うがいをしたり、お茶を飲んだり、舌や口を意識的に動かして唾液の分泌を促しましょう。

★シュガーレスガムを咬むことも効果的ですし、食事の際に、梅干しや酢の物などを取り入れて、唾液の分泌を促すように工夫するのもおすすめです。


口臭予防対策

@正しい歯磨きを実行し、お口の中をいつも清潔にしておきましょう。

A規則正しい生活やバランスのとれた食生活を心掛けましょう。

B食事はリラックスし、よく噛み、唾液をしっかり出しましょう。

C口臭は誰でも多少はありますので、気になった時は、うがいや歯磨きをしてみましょう。

D自分では口臭は気づきにくいものですが、気にしすぎるのもよくありません。

口臭は、病気が原因で生じている場合もありますので、
歯科医に相談しましょう。

次回のコラムは、『歯とたばこ』をお送りする予定です。



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